小企業の経営指標2015
お早うございます。
会社設立サポーター、税理士の山下です。
会社を経営していく上で、自社のさまざまな帳簿や業績資料を確認したり、場合によっては会計ソフトや顧問税理士から提供された財務分析資料を拝見する機会も多くなります。
しかし、そうした会社の業績数字については、それ単体で見てもそこから得られるものは多くはありません。
こうした数字については、当初の計画や過去の実績、または同業他社の数字などと比較することで、より会社の実情を経営者に知らせてくれることになります。
ただ自社の過去の実績と比較することは比較的容易ですが、では同業他社の数字はどのようにして入手すれば良いのでしょうか。
最近では、様々な統計データがネット上で公開されています。自社の属する業界の組合や各種団体などが公表しているものもありますし、金融機関やシンクタンク、信用調査会社などが公表しているものもあります。
今回は、その中でも起業家にとって馴染みの深い金融機関である日本政策金融公庫が定期的に公表している「小企業の経営指標」をご紹介いたします。
日本政策金融公庫では、定期的に中小企業の経営に関する統計調査を行っており、ホームページ上でそれらの統計データが公開されています。
同ページには、実際の統計データだけではなく、各分析指標の算出方法や意義などに関する手引きなども公開されており、普段こうした分析資料を見たことの無い方でも、それらの意味するところがわかるようになっています。
ぜひ一度、ご自身が所属する業界について、同業他社の平均的な利益率や売掛金・買掛金の入金・支払期間など、目安として把握してみては如何でしょうか。