おはようございます！ひかり会社設立サポーターの金森です。

今は個人の確定申告期間真っ只中です。個人事業主様は、申告手続きで伝票集計など慣れない作業で大変な時期ではないでしょうか。
申告期限は、所得税2/16（木）～3/15（水）、消費税1/4（水）～3/31（金）です。
以前に比べると申告手続きも、電子申告でご自宅から提出できますので、随分簡単・便利になったのではないかと思います。税務署へ紙でご提出される方は、申告期限がぎりぎりになりますと、税務署がかなり混み合いますので、なるべくお早めにご提出されることをお勧めいたします。

では、本日のトピックスですが、所得税を軽減できるお話を１つ。

皆さん「iDeCo」ってご存知ですか？個人型確定拠出年金制度のことで、公的年金だけでは不足する老後の生活資金を自分で作るために用意された制度です。
この制度は、掛金が全額所得控除の対象になります。
個人型確定拠出年金制度は以前からあったのですが、平成29年1月から対象者の範囲が拡大されたこと、より親しみ易くするため愛称（iDeCo：イデコと読みます）をつけたことで注目されています。

【iDeCoの税制優遇措置】
①掛金が全額所得控除されます。
②運用益が非課税となります。
③受け取る時には、「退職所得控除」や「公的年金等控除」などの大きな控除が受けられます。

◆加入を検討される場合には以下の点にご注意ください。
・60歳未満の方が加入できます。
・掛金はご自身が選んだ商品によって運用されます。
　運用成績によっては元本割れをする場合もあります。（※元本保証する運用商品もあります。）
・原則６０歳まで引き出すことができません。
・口座管理手数料などがかかります。

掛金は年に1回変更することができ、5,000円以上から千円単位で設定できます。60歳まで引き出すことは出来ませんが、掛金の積立を停止したり再開するのはいつでも可能です。
加入するにはどこの金融機関を選択するかから始まります。選ぶ際には、手数料や運用商品なども検討しましょう。

ちなみに…小規模企業の個人事業主や、会社経営者の方は小規模企業共済制度がありますので、まずはこちらからご検討ください。