現金の管理
おはようございます。ひかり会社設立サポーターの岸本です。
朝晩涼しくなってきました今日この頃、私はちょっと気が緩んでしまったようで、少し風邪気味です。皆さんも体調には気を付けてください。
弊社では、多くの会社設立に関するご相談やご契約を頂き、設立に関する様々な面でのサポートを通じて皆様の順風満帆な新しい船出のお手伝いをさせていただいております。その中でも経理面でまずご留意いただきたいのが、現金の管理です。
現金は他の資産に比べてその動きが激しく、税務調査においてもその流れを記録する証憑書類が念入りに調べられます。また、この現金管理がきちんとされていない場合は、入金や出金の漏れや不正等があるのではないかと疑念が生じる恐れがあります。実際に、税務調査において、現金管理が不完全であったがために現金売上の漏れが発覚し、修正申告を行ったこともあります。
現金管理を行う上でご留意いただく点を挙げますと,大きく分けて次の2点あります。
①会社と個人の現金を区分すること
②現金の入金・出金を漏れなく記録し、日々の現金の残高をきちんと把握すること
会社の財布と個人の財布は全く別物であるため、公私混同を排除し、厳格に区分する必要があります。すなわち、私的な支出と会社経営上必要な支出との線引きをきちんとするということです。もちろん、税務面で私的な支出は会社の経費としては認められませんし、この区分がきちんとされていない結果、現金管理がルーズになっていったケースをこれまで多々見てまいりました。また、領収書等の証憑書類に基づき、現金の入出金を金銭出納帳等に記録し、現金の帳簿残高と手許残高が一致していることを日々確認することにより、きちんと現金管理ができているといえるのです。
「現金の管理から始まり現金の管理で終わる」と言われるように、現金管理が会社経理の基本ですので、現金をきちんと管理できる仕組みを整えましょう。
ひかり会社設立サポーターではこの仕組みづくりについてもお手伝いさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。