おはようございます、会社設立サポーター・山下です。
　
　当ブログでは、普段は「これから起業される方」「起業されたばかりの方」を対象とした記事を掲載しておりますが、本日はいつもと趣向を変えまして、「長寿企業」にスポットを当てて記載させて頂きます。

　帝国データバンクの調査によると、創業から100年以上経過している企業を長寿企業として集計した場合、全都道府県の中で、全企業の中で長寿企業の占める割合が最も高い都道府県は京都府で、府内企業に占める長寿企業の割合は4.0％（1,163社）とのことです。

　また平成27年に周年を迎える企業（10周年、50周年など）についても京都は3,229社あり、うち100周年以上の周年企業は127社あるとのこと。

　業種別に多いのは「織物卸」「絹・人絹織物製造」などの呉服関係のほか「造園工事」「建築工事」など建築関係が多いのも寺社仏閣が多い京都ならではといったところでしょうか。

　ちなみに上記の京都の周年企業でもっとも業歴が長いのは本家尾張屋という蕎麦屋で、室町時代の1465年創業の550周年企業とのことです。

　事業を開始され、それを50年または100年継続していくためには、社外的には時代のニーズにあった変革が必須であるとともに、社内的には数度の代表交代（事業承継）を乗り越える必要があります。
　起業家の皆様にとっても、こうした社内外の大きな転記を無事に乗り越えてきた企業のサービスや組織体制等については、参考になる点も多々あるのではないでしょうか。