消費税の総額表示義務の特例措置
おはようございます。ひかり会社設立サポーターの尾上です。
最近、あちこちの大型スーパー等で商品の税抜表示が見られるようになりましたね。
日本チェーンストア協会(イオン等のチェーン展開法人を会員とする協会)で税抜表示を基本とする方針がとられたことが影響しているようです。
価格表示については、消費税を含めた総額表示が原則です。
しかし、8%から10%と二度にわたる消費税率の引上げに対し、お店の方は2回も値札の張り替え等をしなくてはいけません。そのような負担を考慮し、税抜表示でも良いとされる「総額表示義務の特例措置」が設けられているのです。
そして、この特例措置につき、消費税率の引き上げ時期の変更に合わせ、H27年4月に、平成29年3月31日から平成30年9月30日までに期限が延長されることとなりました。
私としては、税抜表示では計算がしにくく、実際に手に取る時点で支払総額が明確である方がいいですね。また、店によって表示方法が異なり、支払う際にちょっと戸惑うこともあったりします。この特例はあくまで時限的な措置であるので、お店の方には申し訳ないですが、できるだけ早く総額表示へと切り替えて欲しいというのが率直な意見です。
なお、国税庁からの総額表示義務の特例措置に関する事例集が発表されていますので、具体的な事例については、下記資料をご参考下さい。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/shohi/kaisei/pdf/sogakuhyojigimu.pdf