大失敗賞
先日、Yahoo!ニュースで面白い記事を見つけました。
数年前、「失敗学のすすめ」という本が流行りましたが、この会社は19年も前から、大きな失敗をした社員を表彰してきたそうです。
「失敗は成功のもと」という言葉がありますが、そうするためには、失敗を組織全体で共有し、どのような対応をすべきか検討する必要があると思います。しかし、一つ間違えば、失敗者個人をただ批判するだけになってしまい、組織にとっても個人にとってもプラスにはなりません。
この会社は「表彰」という形をとることで、失敗者個人を批判するだけで終わらせることなく、ポジティブな雰囲気の中で失敗を共有し、組織全体で改善策を考える環境を整えていらっしゃるように思います。きっと、一つの失敗からより多くのことを学び、同じ失敗を繰り返さない優秀な会社なのでしょう。
失敗は、司法書士業務をする際にも避けて通ることは出来ません。私はまだ若手であることもあり、失敗をしたときには、「これから経験を積めばわかる」と慰められ、失敗の原因がわからないときはその言葉に甘えてしまうこともありました。
しかし、これからは、より多くの方々に手伝って頂きながら改善策を考えることができるように、この会社を見習って、自分の失敗を共有していきたいと思います。一つの失敗からより多くのことを学び、同じ失敗を繰り返さない司法書士を目指していきたいと思います。
2012年5月25日 | 司法書士ブログ / Posted: ひかり司法書士法人