皆様こんにちは。測量部の吉村です。
今回はドローンを使った「広大地測量の実例」をご紹介させて頂きます。
まずは、ドローンを使って何ができるのか?
そもそもドローン測量とは何なのか?
と思われている方も多いと思いますので、実際の写真を使ってご説明させて頂きます。
↑こちらが実際にご依頼のあった土地で赤丸箇所の敷地範囲を測量してほしいとのご依頼でした。※掲載は許可を頂いております。
写真で見る限りでは分かりませんが、実際は2か所とも敷地の広さは約5000㎡程あり、かなりの広大地で、さらに土地の奥に崖があり人が行くことが困難であったり、草木が生い茂り従来の測量方法で土地を図るにはかなりの困難が予想されました。その問題を全て解決すべく、ドローンを使用し赤丸箇所の測量をすることなりました。
「ドローン測量とは?」
次にドローンを使ってどうやって測量ができるのか?についてですが、過去の記事でもご説明致しましたが、簡単にご説明しますとドローンを飛ばし上空から複数枚写真を撮影し、専用のソフトを使用し上空からの写真を作ります。
上記の画像はソフトを使用中の一コマですが赤丸箇所が、実際にドローンから写真を撮影したポイントになります。赤丸箇所がかなり多いのでかなりの撮影枚数になりますがこの写真を重ね合わせる必要があります。
そしてこちらが実際に出来上がった写真になります。
この写真には縮尺がついているのでこの写真を使用し実際に距離を計測したり面積を図ることができるのです!
そして最後に写真を使用し専用のソフトを使い、土地の範囲を完成させました。
赤線箇所が土地の範囲になります。
簡単にご説明させて頂きましたが、従来の測量方法における様々な困難をドローンを使用することで解決することができます。
実は写真データだけではなく、同時に点群データも作成する事ができます。さらに前回ご説明致しました、3Dレーザースキャーナーで取得した点群データとも合成する事ができ、より詳細な地形や形状を取得する事ができます!
次回はドローンを使用した点群データについてもご説明致します!
ドローンを使用した用途は様々なのですが、取得したデータは専用ソフトを使用する事で従来の2D図面も3D図面も両方作成する事ができます。
そのため、弊社にご依頼いただければ両方の図面が一度に作成可能になります。
今回ご紹介させてい頂いたこれらの業務は、ほんの一例ですが、ひかり測量設計では、その他にも多種業務を柔軟に対応する事ができます。
測量の相談や空撮、3Dモデル作成、現場の状況保存等、こんな事に使えない?など、まずはお気軽にご相談下さい。
次回以降も最新技術を用いた測量や、ドローンを使った点検作業など色々とご紹介させて頂きますのでよろしくお願いします。