最新レーザースキャナー導入の実例

皆様こんにちは。測量部の吉村です。

今回は弊社が新しく購入したレーザースキャナーをご紹介させて頂きます。

この度導入したレーザースキャナーは、Leica(ライカ)P40という、かなりの高精度なレーザースキャナーを導入致しました。では実際の写真をご覧ください。

【Leica(ライカ)P40】

↑こちらが実物になります。かなり重量もありますが、その分かなりの広範囲を図る事ができ、精度もかなり高い代物となっております。

以前にご紹介させて頂きましたが、もう一台のレーザースキャナーは同じメーカのLeica BLK360というコンパクトで細かいところもスキャンできるという特徴がありますが、こちらのレーザースキャナーは、広範囲をスキャンできるという特徴があります。

スキャンできる範囲はなんと、約400mまで取得できるという代物でございます。

この2台の特性を活かし、どこでもスキャンすることができます。

ほんの一例ですが実際に取得した実例をご紹介させて頂きます。

【実際に取得したスキャン画像】
【実際に取得したスキャン画像】

少し暗くて申し訳ございません。こちらの画像は、道路面をスキャンした画像です。道路の現状を点群化する仕事だったのですが、昼間は交通量と人の行き来が多く、スキャナーをたてて、測っていくのがとても困難な場所でした。ですが夜中ならその状況は解消され、測る事ができる状況だったので、夜中にスキャンを実施してきました。

スキャンは昼以外でもすることができ、このように夜中でも、暗い場所でも測る事ができます。このようにスキャンする用途は様々ですし暗闇の中や、広大な場所でも、現状がどのようになっているかを、スキャンすれば一目瞭然となります。

当社では、日常の業務で使用している為、使用方法の提案や詳細な測量をすることができます。

そして上記の画像データは360°確認することのできるデータとして保存することができるので、計測当時に目視では確認しきれなかった上部の建物状況確認等、従来では到底出来なかったことが点群データでは出来るのです。

さらに従来の測量技術では困難であった建物の高所位置は、人的に座標値を取得する事に限界がありました。(隣接地のビルのてっぺんに棒を持って立つのは困難ですよね。)

しかし、その様な箇所でも、レーザースキャナーを使用すると解決する事ができるのです。

人的では取得できなかった高所の建物も地上からの作業だけで点群化することが可能になるだけでなく、更に下から見通す事の出来ないビルの屋上部分については、ドローンを飛ばして真上からも測量してしまいます。

レーザースキャナーの使用用途は様々なのですが、取得した点群データは専用ソフトを使用する事で従来の2D図面を作成する事もできます。

そのため、弊社にご依頼いただければ2D・3D両方の図面が一度に作成可能になります。

今回ご紹介させてい頂いたこれらの業務は、レーザースキャナー測量のほんの一例ですが、ひかり測量設計では、その他にも多種業務を柔軟に対応する事ができます。

測量の相談や空撮、3Dモデル作成、現場の状況保存等、こんな事に使えない?など、まずはお気軽にご相談下さい。

次回以降も最新技術を用いた測量や、ドローンを使った点検作業など色々とご紹介させて頂きますのでよろしくお願いします。