測量の種類と費用について

こんにちは 測量部の道中です。今回は測量の種類と費用との関係についてお話致します。

測量には現況測量境界復元測量確定測量などがあります。

  • 現況測量とは現地の境界標・壁・建物などの 現況地物のあるがまま測量します。
    現況測量が必要なケースとしては法務局に地積測量図がない場合やあっても何十年も前に作成されたもので古いものである場合で現地の形状がはっきりしない場合や公簿面積が曖昧で調査したい場合などその作成目的は多岐にわたります。
    現況測量は、あくまでも現地のあるがまま図化する測量ですので境界標を入れることはできません。
  • 境界復元測量とは境界標が亡失し、公的な資料に基づいて境界標を埋設する測量のことや正しい図面や座標データを基に境界を入れ直す作業のことで新たに境界を決めて境界標を入れる測量作業ではありません。
  • 確定測量とは隣接所有者と立ち会いした後、境界を確定させた後に境界標を埋設し、筆界確認書を作成し、承諾印を押印したものを双方に交付する作業のことをいいます。

また、隣接地が道路等の場合には市や町と立ち会い、日程等調整し、確定していきます。

費用に関しては、その測る場所や土地の広狭などにより異なりますが現況測量であれば現況を測量するだけで8万円から15万円ぐらいかかることが予想されます。

また、境界復元であれば立ち会いを必要とする場合と不要な場合、特に官有地などの調査や確認が必要な場合には費用は変わってきますし、復元する箇所が何箇所復元するかにもよりますので現地の状況をお知らせ頂かないと費用の算出は難しいです。

確定測量の費用に関しては、隣接の数や土地の広狭によりますが40万円から50万円程かかります。それに道路等の官有地があればプラス10万円から20万円かかります。そこから地積更正登記や分筆登記を行う場合にはプラス5万円から10万円のプラスになり非常に高額の費用になります。費用に関しては、目的や内容、納期の時期などによって違いがあります。詳しい内容を聞かせて頂ければ見積書を算出することは可能です。

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