シリーズ『経理業務の効率化』 (3)ネットバンキングの活用
こんにちは
ひかり会社設立サポーター、税理士の山下です。
シリーズ「経理業務の効率化」、3回目である今回は、前回掲載しました〔経理業務効率化のためのチェック項目〕のうち、以下のチェック項目について記載いたします。
□ 経理社員が週に複数回、銀行や事務用品店などへ外出している。
□ 仕入代金や給与などの支払いを、銀行窓口やATMで行っている。
上記のチェック項目に当てはまる場合、ネットバンキングの導入を早期に検討しましょう。
従来は、経理社員が週または月に何度か銀行や事務用品店へ外出するのが一般的なパターンでした。
ですが往復の移動時間がそれだけ必要ですし、銀行へ行く日はどの会社も重なるため、窓口での待ち時間も相応なものになります。
結果、こうした業務に対する経理社員の人件費もバカになりません。
現在はインターネットの普及により、事務用品などもネット上でボールペン1本から発注できますし、翌日(場合によっては当日)には届きます。事務用品の価格も実店舗よりも安く、送料も無料か、または必要な場合でも経理社員の前述の移動コストに比べれば格段に低いコストで購入することが可能です。
ネットバンキングについても、前述のような移動時間や待ち時間が無くなり、振込手数料も窓口やATMよりも安く抑えることができます。
また、予め支払情報を予約入力しておくことができるため、給与の支払いや月末の支払いについても、金額の計算をした後、時間のある時に予約手続きをしておけば、月末などの忙しい時期にバタバタすることもありません。
インターネットバンキングと言うと「セキュリティが心配」という声をお聞きすることもありますが、現在では銀行側のセキュリティ精度も高いですし、銀行間の資金移動のために多額の現金を持ち歩いたりするよりもよっぽど安全と言えるでしょう。
もし現在、インターネットバンキングを導入していないのであれば、すぐにでも導入を検討することをお勧めいたします。