登記簿
こんにちは
司法書士の安田です。
先日、所内の勉強会で登記簿の見方について講師をさせて頂いたので、その流れで、今回はここでも登記簿について書きたいと思います。
まず登記簿というものをご存知でしょうか?
日常の生活ではあまり見ることはないでしょうし、実際に私もこの仕事に就くまでは見たことがありませんでした。
登記簿にもいくつか種類があるのですが、今回ここで述べるのは不動産登記簿のことになります。
登記簿とは土地や建物のそれぞれの名簿みたいなもので、所在や地目、地積などの物理的現況や所有者や抵当権や地上権などの権利関係が書いてあるものです。
この権利関係の部分において売買による名義変更があったり、住宅ローンの完済に伴い効力を失った抵当権を抹消させたり、実体上起こった権利関係の変動を登記に反映させることが司法書士の主な業務となるわけです。
ちなみに登記簿は今ではコンピュータ化されていますので、実際には簿冊ではなくデータとして保管されていて、それに伴って名前も「登記簿」ではなく「登記事項証明書」に変わっているのですが、あまり登記事項証明書よは呼ばずに登記簿謄本を略して単に謄本と呼ぶことが多いです。
ただし、謄本という言葉はそれだけで使うと単にコピーという意味でしかありません。
以前に銀行の方に謄本が欲しいと言われ、登記簿謄本を持っていったら、戸籍謄本だったということがありました。
この不動産登記簿謄本は法務局であれば、日本全国どこの不動産でも登記がされていれば手数料を払うことにより誰でも取得することが出来ます。
不動産登記簿について気になることが有る方はお気軽にひかり司法書士法人までお問い合わせください。