簡単なキャッシュフローの把握方法
おはようございます。ひかり会社設立サポーターの岸本です。
会社の業績や状況を表すものとして、貸借対照表や損益計算書は一般的なものですが、これに加えてキャッシュフロー計算書が重要なものとして挙げられます。しかし、キャシュフロー計算書を重要視していない経営者の方が以外と多いのではないかと実感しています。会社経営において、「勘定合って銭足らず」ではないですが、今日では、利益よりもキャッシュフローを把握することの方が重要性が高いように思われます。
そこで、今回は、キャッシュフローを簡単に把握する方法について触れてみたいと思います。
≪キャッシュフローを簡単に把握する方法≫
キャッシュフローとは、お金の出入りのことであり、キャッシュフロー計算書とは、一定期間の会社のキャッシュの増減がどのような要因によりもたらされたのかを把握するための計算書のことをいいます。
キャッシュフロー計算書を読みこなすことができれば問題ないのですが、まず、自分の会社のキャッシュフローを簡単に知ることができる方法がありますのでご紹介します。(ここでは、1ヶ月間のキャッシュフローについて把握することとします。)
①会社の金銭出納帳、通帳を用意する
②月初の残高を合計
③月末の残高を合計
④③-②により1ヶ月間のキャッシュの増加または減少額を計算します
④の金額がプラスなら前月に比べてキャッシュが増えていることとなり、マイナスならキャッシュが
減っているということになります。単純なことですが、この増減を把握することからスタートして
ください。
⑤次に、④の増加又は減少の原因を考えます。
例えば、大口の売掛金を回収した、銀行借入を実行又は返済した、車両を購入した等。
このように、簡単にキャッシュフローを把握することにより、漠然とでもキャッシュフローの実態を知っておくことは重要なことです。まずは、ここから実践してみてください。