ドラフト会議
こんにちは
司法書士の安田です。
24日はプロ野球のドラフト会議がありましたね。
結果はまだあまり見ていませんが、何度か競合の末くじ引きということもあったみたいです。
私の愛する阪神はくじ引きを2回はずしたということで、去年何年か振りにくじ引きを引き当てていたのでこれからまた何十年も外し続けるんだろうとネガティブに考えてしまいます。
しかし、くじ引きによって人の運命が決められるというのはいかがなものでしょうか。
憲法には職業選択の自由というものが定められています。
職業選択の自由というのは読んで字のごとく何人も自分の職業を自由に選択することができ、また強制されることがないというものですが、くじ引きによってきめられるドラフト制度はこの規定に反しているのではないかとないかと議論されていました。
私も受験生時代に憲法の勉強をしているとこの問題が出てきたのでかなり印象に残っているのですが、私の記憶が正しければ、意中の球団に入れなかったとしてもプロ野球選手としては就職している。NPB自体をひとつの会社とし、各球団をその会社の部署のように考えれば、一般会社であっても自分の意図しない部署に配属されることはあるのだからそこまで職業選択の自由を侵害しているとはいえないとして、憲法には違反していないという判断だったと思います。
こういう身近なことでも憲法が絡んできたりするのですね。
2013年10月25日 | 司法書士ブログ / Posted: ひかり司法書士法人